(c)Phnom Penh Post
4月30日に政府が発表した2017年年次報告書によると、農作物の2017年の輸出総額が、前年の470万トンから513万トンに増加した。プノンペンポスト紙が報じた。
その中で農林水産省のヴェイン・サコン大臣は、「カンボジアの農業は過去数年間で目覚ましい成長を見せたが、安全衛生基準を満たしつつ輸出と国内生産を増加するためには、今以上に多くの取り組みが必要だ。市場ニーズに対応した生産性、品質、安全性を高めるにはどのように介入するかなど、議論し解決策を模索する必要がある」と話した。
昨年のコメ輸出は17.3%増の63万5697トン、ゴムは18.18%増の30.14%増の18万8832トンに到達しているが、一方で農業貿易では密輸の割合も依然として多いとされている。
国連によると、カンボジアのコメ輸出の40%以上が非公式な流通ルートによるものとしており、ゴム農場や加工業者は、小規模農家がベトナムのブローカーに売却することで農作物の価格を高騰させていると、不満を募らせている。