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フランス大使館とフランス商工会議所が主催するイベントで、カンボジアとフランスの二国間関係を祝福する。クメールタイムズ紙が報じた。
同イベントは、フランス語とフランス語圏の文化を記念する「国際フランコフォニーの日」を祝して3月17日から3月30日まで開催される。
国際フランコフォニー機構は3月20日を「国際フランコフォニーの日」と定め、同機構に加盟する70カ国において、フランス語という共通点とそれぞれの文化的多様性を表現する機会となっている。
フランス大使館によると、このイベントでカンボジアへ投資機会を模索する欧州諸国の企業を誘致する予定だ。
在カンボジア仏国大使は、「フランス政府と企業はカンボジアの発展に全力で貢献する。このイベントにより二国間貿易量が増加することを期待している」と述べた。
フランスのNGO団体、Fondation Prospective et Innovation(FPI)は、「衣料、観光、農業分野で投資機会を求めてカンボジアを訪れたフランス企業は昨年だけで300社にのぼる」と述べた。
フランスの元首相で現FPI総裁であるジャン=ピエール・ラファリン氏は、カンボジアの急速な経済成長を賞賛し、「豊富な労働力と天然資源に恵まれ、良好なロケーションにある」と語った。
フランス大使館の報告によると、二国間貿易は増加しており、2016年の総額は10億9000万ドルとなっている。昨年のフランスからカンボジアへの総輸入額は1億6300万ドルとされ、食品と医薬品が主に取引された。また、カンボジアからフランスへの総輸出額は9億3150万ドルで、主に衣料品、靴製品、いくつかの食品が取引された。