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経済学者達は先週行われたカンボジア経済財政省との会談で、「カンボジアが現在の経済成長を維持するためには、地方のバリューチェーンをあげ、衣服産業以外のより高度な技術とテクノロジーを必要とする産業の成長が不可欠だ」と語った。クメールタイムズ紙が報じた。
経済財政省の長官は、農業セクターは1.8%、工業セクターは衣服業や建設業の発達により10%伸びる可能性があるとした。
同氏は、「最低賃金の上昇により消費が増加しており、卸売業、小売業、観光業が伸びており、サービス業は7%伸びるだろう」と語り、「さらなる観光客の誘致のために新たな観光地や製品が必要だ」と述べた。
一方で、カンボジアは国内市場規模が小さいため、国外情勢の影響を受けやすい点を指摘し、「米国による金融政策、投資の誘致、民間セクターの資金不足、中国経済の減退リスク、国際間競争の激化など、国内外に課題がある」と述べた。
ADB経済研究と地域協力部の主席エコノミスト、ジャヤント・メノン氏は、「カンボジアは今後5年間で現在の経済成長を維持する。課題は持続可能かつ包括的な方法でそれを行うことだ。地方のバリューチェーンをあげるための大きな課題は労働者の技術不足と高い電力コストである」と語った。