(c)Phnom Penh Post
パブリック・インベスト・リサーチによると、マレーシアの大手通信企業のアクシアタグループは、カンボジアの子会社であるスマートアクシアタを含む事業の株式を売却する可能性が高いという。プノンペンポスト紙が報じた。
同報告によると、同社は将来の設備投資のための資金調達と借入金の削減のため、グループ内では収益性の高いスリランカ、カンボジア、インドネシアの事業の株式の一部を売却する可能性が高いという。これらの国々での事業が好調であった反面、マレーシア、シンガポール、インドの業績は落ち込んだ。
ある通信アナリストによると、アクシアタグループがカンボジアの携帯電話事業を売却する見込みが極めて高いと説明。マレーシアなどの市場での苦戦を踏まえると、スマート社を切り詰めるのは理にかなっていると述べた。
また同氏は、同社は自国マレーシアでゲーム、デジタルメディアや金融技術の創造などの他の収益源を開発できるようになるまでゆっくりと拡大していくと見ており、カンボジアはまだ技術的なギャップがあると述べた。
昨年10月、同社はスマートの株式の40%までを戦略的投資家に売却することを検討すると述べ、5月には、三井物産にスマートの株式10%を6600万ドルで譲渡した。
しかし、同社の広報担当は、株式売却があった場合でも、子会社の株式の過半数を常に維持すると説明した。