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27日、商業省は、上海に貿易センターを開設し、中国の投資を誘致する見通しを示した。クメールタイムズ紙が報じた。
これは商業省のパン・ソラサック大臣が、上海のビジネスマンたちとの会合で発表したもので、商業省の広報官は、「上海に開設する貿易センターは、中国の投資家やビジネスマンに情報やアドバイスを提供する上で大きな役割を果たすだろう」と話し、「中国人観光客をカンボジアに引き付けるために観光と文化も宣伝する」と付け加えた。センターの開設時期は明言していない。
観光省によると、昨年は約90万人の中国人観光客がカンボジアを訪れた。2020年までに約700万人の外国人観光客を受けいれようとしており、そのうち200万人は中国本土からの計画だ。
昨年11月には、浙江省・海寧に貿易センター、今年5月には陝西省に貿易センターを開設しており、カンボジア製品の輸出促進を図っている。
2016年の貿易総額は約48億ドルに達し、その内訳はカンボジアからの輸出額が8億3000万ドルなのに対し、中国からの輸入額は39億ドルであった。また、投資に関しては2016年末までに中国からの固定資産投資は51億ドルに達しており、主に衣料品や繊維、建設、そして電力などの分野に焦点が当てられている。