経済財政省は、国際貿易に関わる作業の合理化に向けて、単一窓口サービスを開始すると発表した。
カンボジア・インベストメント・マネジメントの創設者兼CEOアンソニー・ガリアーノ氏は、「単一窓口サービスは、ASEANと世界貿易機関(WTO)との国際協定に則って、貿易政策とイニシアチブを支援するものだ」と述べ、「カンボジアは、情報管理システムの近代化と手続きの合理化によって、国際貿易改革を着実に進めてきた。しかし依然として、様々な規制当局に提出する手作業があり、これが国境手続で複雑さと遅れを生み、民間企業には障害となっている。単一窓口サービスは、迅速かつ透明性の高い手続きを促進し、また、手続き全体の費用削減や一貫性を提供するだろう。 また、経済財政省と複数の省庁を結びつけることは、大幅な改善と競争上の優位性をもたらす」と付け加えた。
トランスパレンシー・インターナショナル・カンボジアのエグゼクティブ・ディレクターは、「これにより、より透明性の高い手続きと汚職軽減に繋がる。内務省の単一窓口サービスは成功しており、この動きを歓迎する」と述べた。
経済財政省は、市民は単一窓口に来る前にオンラインでサービスの費用を確認することができるといい、「同サービスが作業手順の改善に重要な役割を果たし、市民が円滑かつ効率的にサービスが利用できることを願っている。また、サービスに関するフィードバックも受け入れる」と発表した。
単一窓口サービスは、省庁内外にそれぞれ3つあり、内部では、調達部門、金融部門、国家会計審議会に置かれ、 外部では、租税総局、関税総局、国家財務局に置かれる。