英国のEU離脱により、カンボジアと英国間の二国間貿易が更に増加することが期待されるという。クメールタイムズ紙が報じた。
英国大使は、イギリスがカンボジアと独立的に貿易協定を取り付けるだろうとしており、自由貿易に向けて献身的に取り組むと宣言した。
EUはカンボジアにとって米国に次ぐ最大貿易相手の一つであり、輸出の40%以上を占めている。後発開発途上国を対象にしたEBA制度(Everything But Arms)のもとで、カンボジアの対EU輸出は優遇措置を受けている。
英国の外交官は、EU離脱によりカンボジアとの新たな貿易協定が可能となると説明した。しかし英国はEU離脱の正式な手続きを終えていないため公式な貿易協定が締約されるまでには時間がかかるだろうとし、今は両国ともに準備段階にある。
商業省によると両国の2国間貿易は2013年の7.5億ドルから2014年には8億ドルに増加し、カンボジアの対英国総輸出額は2014年5645万ドルであったという。