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英国に本拠地を置くベントレー・モーターズ・グループは、カンボジア企業HGBグループと、2月22日よりカンボジアで高級車ベントレーの販売を行うことに合意した。クメールタイムズ紙が報じた。
HGBグループは、これまでにロールス・ロイス、マツダ、フォルクスワーゲン、キアなどの有名自動車を地元に誘致した実績がある。今後はベントレーのコンチネンタルGTやフライングスパー、ベンテイガなど5つのモデルをカンボジアの顧客に提供する予定だ。
HGBグループのヘルフリート・ハーゼノールCEOは、「ベントレー・モーターズ・グループは、品質やデザインの贅沢さ、および生産において世界有数の自動車企業の1つであり、その独占販売代理店になれたことを誇りに思う。カンボジアは、経済やインフラ、政治的安定性が高まっており、起業家やビジネスマンが増えている。HGBは顧客のニーズに応える高級車を輸入する」と述べた。
ベントレー・モーターズのアジア太平洋地域担当ダイレクター、デビッド・ジャクソン氏は、「HGBグループのような熱心な販売会社であれば、カンボジアのお客様を喜んでベントレーの世界に迎え入れることができ、プロフェッショナルで質の高いカスタマーエクスペリエンスを提供することができる」と話す。
ベントレー・モーター・グループの代表エイドリアン・ウェイン氏は、「カンボジアは、政治的、経済的、成長への安定性が高い市場だ。特に贅沢で高品質かつ美しいデザインの自動車を使いたいと、顧客の考え方が変わってきている。市場はベントレーにとってとても魅力的だ」と語った。
カンボジアのビル・ロングハースト英国大使は、両社のパートナーシップを祝福し、「英国は現在世界の自動車生産で第3位にランクインされており、年間で約16億台の車を生産する」と述べる。
チョム・プラシット大臣は、「7%の経済成長や政治的安定、中間層および市場の成長、自動車の需要増加や投資家を奨励する政策などが、外国投資の流入につながる要因だ」と述べた。