(c)Khmer Times
カンボジアとロシアは2016年中頃にロシアが農産物を輸入する合意を皮切りに、現在は衣料品、石油などの貿易を促進するための協議を開始している。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジア商業省のテク・レット・カムラン長官とロシア大使館のドミートリー・ツヴェトコフ大使が行った会談によると、カンボジアは、フン・セン首相とロシアのドミートリー・メドヴェージェフ大統領との間で5月に締結された合意の遵守のため、コメ、砂糖、衣料品の輸入をロシアに要請したという。
テク長官は、「ロシア大使は、衣料品、精米や砂糖、ゴムなどの農産物など、カンボジアから3000品目以上の品に対し、ゼロ関税の下で輸入を検討している」と述べた。
商業省の広報官は、「貿易関係の進展状況を見直し、両国が取引できる製品について話し合う」とクメールタイムズ紙に述べており、「コメは潜在的可能性があるので、ロシアも注目しており、一方ロシアは輸出用の石油と天然ガスを所有してるため、カンボジアを市場とみている」と話した。また、「二国間の貿易量は依然として小さいが、ロシアはカンボジアの観光業を見ており、両国間に直行便があれば、より多くのロシア人がカンボジアに来るだろう」と付け加えた。
カンボジアコメ協会のフン・ラック副会長は、「最近、多くの貿易協定がコメ生産者と輸出業者に市場を拡大する機会を与えており、ロシアは東欧の他の国と同様、カンボジアが輸出するような高品質のコメを好む」と話している。