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カンボジアにおける良好な経済状況を背景に、カンボジアの銀行・金融は2017年も確実な成長を遂げ、貸付残高、預入金ともに、昨年比20%程度の成長が期待されている。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジア国立銀行(NBC)のレポートによると、銀行部門の貸付残高は176億ドルで昨年から18.3%増、預入金は154億ドルで20%増となった。
銀行・金融部門はともに非常に高い流動性を維持し不良債権はそれぞれ3.5%、1%と極めて低く、銀行部門では強い成長を続け、継続的・包括的に経済活動の成長に貢献するだろうと報告している。
カンボジア商業銀行最大手のアクレダ銀行CEO、イン・チャンニー氏によると、「借入金(貸付残高)は13%増の27億9000万ドル、預入金は20%増の32億ドルで、2016年初めの悪天候が影響による農業従事者への貸付によって減速したものの、経済は今年強い経済成長を見せた」と話し、悪影響にも関わらずアクレダ銀行は今年、最終的に1億2000万ドルの純利益を上げたという。