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  • 経済
  • 2016年12月31日
  • カンボジアニュース

偽造防止のステッカー 来年より各輸入品へ導入 カンボジア関税消費税総局[経済]

 関税消費税総局(GDCE)は、密輸の抑制や偽造防止、収益管理の効率化のために、酒類、スマートフォン、腕時計など3つの輸入製品に新しいステッカーを導入する計画があるという。クメールタイムズ紙が報じた。

 GDCEのクン・ネム総局長は、「税関職員やその他当局が店舗で現場検査を行い、ステッカーが付いていない製品を見つけた場合、違法と見なし、課税対象や罰金を科される」と述べ、12月26日の公式発表によれば、新ステッカーは、目に見えない文字やロゴ、レーザーでしか見えない印が付き、2017年1月1日より施行開始予定。これにより順次、酒類、スマートフォン、時計のボトルの古いステッカーを貼り換える。

 韓国LGエレクトロニクスの正規代理店Gギアの副社長は、法定輸入業者が模倣品によって何年も影響を受けているとGDCEの措置を歓迎しており、「すべてのLGスマートフォンに正規ステッカーを貼ってきたが、既に偽のステッカーが市場に流通している。新しいステッカーが、密輸品の排除に役立つことを願う」と述べた。

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