カンポットペッパーの売上げが、国内的にも世界的にも好調だ。「カンポット」という地理的表示のステータス評価が、欧米市場で非常に好まれている。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジアのカンポットペッパー振興会会長は、「市場は成長し続けており、去年の需要は約400トンだった。しかし、今年の供給目標は70トンだ。昨年の供給量はは60トンで、2014年の生産高の2倍だ」と語った。
同会長によれば、品質やパッケージなどが大幅に改善され、カンポットペッパーのブランド力が向上、その結果として売値の上昇につながっているという。欧米や東南アジア市場からの需要が大きい。現在の価格は、黒コショウは1キロあたり15ドル、赤コショウ25ドル、白コショウ28ドルだ。
国全体でのコショウ栽培エリアは延べ6000ヘクタール、生産高は1万2000トンで、約20か国へ輸出されている。