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  • 経済
  • 2016年10月15日
  • カンボジアニュース

中国と米20万トン輸出の覚書を締結[経済]

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(c)Khmer Times

 10月12日、中国がカンボジアから毎年米20万トンの購入に合意したとカンボジア商業省が発表した。同省の広報官によると、覚書は商業省と中糧集団(COFCO)の代表により合意され、習近平国家主席の公式訪問前の11日に発効したという。

 中国国務院総理の李克強氏は、9月初めにラオスで行われたフン・セン首相との会談で、2017年から米の輸入量を10万トンから20万トンに倍増すると約束し、また乾燥施設と倉庫建設のためカンボジアの精米業者に3億ドルの融資を約束した。

 カンボジアコメ協会(CRF)のフン・ラック副会長は、「この契約が穀物の市場価格の下落前に交渉されたことを明らかにし、交渉後すぐにコメの市場価格が下落した」と述べた。

 中国への輸出米は香り米(SEN KRO OUP)であり、1トンあたり560~600ドル。価格は高いが、中国の消費者には味が良いと人気だという。

 同氏は、「CRFはより多くの市場開拓に向けて商業省と協力しており、現在インドネシアと東ティモールと交渉している。最近はマレーシアからの注文もあった」と話している。

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