(c)Phnom Penh Post
カンボジア鉱工・エネルギー省は今年の1月から8月までで、土砂の浚渫(しゅんせつ)と建設資材の採掘オペレーションにより既に税外収入の年間目標を達成した。2016年度の国家予算は660万ドルだが、その117%を得たことになる。プノンペンポスト紙が報じた。
同省長官のディット・ティナ氏によれば、税外収入として、ライセンス料や規則違反をした企業からの罰金など770万ドルを収集した。前年は690万ドルの収集だった。同氏は、「採掘現場の監査などを強化し、処置を厳しくした結果だが、期待以上だ」と述べた。
昨年と比較すると、罰金徴収は154%増加の5万6000ドル、ライセンス料徴収は138%増加の73万ドルだった。
現地NGOの代表は、「鉱工セクターの企業が正確な情報を提示しないため、政府がきちんとした額の税外収入を得られたかどうかは不明だ」と述べる一方、「今回の収入増と役所による報告は、少なくとも良い兆候と言える」と述べた。
カンボジア人保有の現地建設資材会社のCEOは、「より一層の鉱工セクターの監査は必要だが、今回の徴収額の改善は同省が更なる透明性に向けて努力していることの表れだ。透明性は将来的に、健康的な競争と公正なオペレーションにつながる」と語った。