(c)Khmer Times
べトナムからカンボジアへの直接投資額が、今年上半期でほとんどゼロだったとカンボジア開発評議会(CDC)が明らかにした。クメールタイムズ紙が報じた。
CDC副議長のチア・ブッティー氏によれば、1994年から2015年までのベトナムからの投資額は17億6000万ドルだった一方、今年上半期の投資の流入は無かった。チア氏は、「我々は少し戸惑っている。互いのビジネス関係が発展し、下半期には投資流入がることを祈っている」と述べた。
現在、ベトナムはカンボジアへの投資額で中国、韓国、EU、マレーシアに続く第5位となっている。2020年までに投資額は60億ドルに到達すると予想されている。
対カンボジアベトナム投資家協会(AVIC)の代表は、「今年CDCから認可された投資案件はわずか4件だった。承認を待つ案件は他にもある」と語っている。
ベトナム経済政策研究機関の代表は、「ベトナム人投資家はカンボジアの農業セクターに投資したいと考えている。しかし農産物の国際価格が下落すれば、損失を恐れて投資に後ろ向きになるだろう」と話した。
2015年時点のベトナム・カンボジアの二国間貿易は33億7000万ドルで、対ベトナム輸出額は9億5400万ドル、輸入額は24億1000万ドルだった。