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タイ大使館によると、今年7月までのタイからの輸入額は前年度比16%減の約24億ドル、カンボジアからの輸出は52%増の6億8000万ドルであり、これはカンボジア国内での生産能力が高まったからだとしている。クメールタイムズ紙が報じた。
先にタイ製の製品を展示した博覧会の記者会見で、プノンペンにあるタイ大使館のカウンセラーは、この変化を、「世界的な原油価格の低下とカンボジアの生産力の向上に起因している」と述べ、「カンボジアはサトウキビなどはもはや輸入は不要で、今は農産物や飲料が国内で作られている」と強調した。
カンボジア中小企業協会連合会(Federation of Associations for Small and Medium Enterprises of Cambodia=FASMEC)の会長は、「カンボジアの現地メーカーが国内市場向けの製品を作るため、タイからの輸入は2014年以来、年間約7~10%低下している」と述べた。
カンボジアとタイの二国間貿易は、今年最初の7ヶ月で前年同期比7.79%減の約31億ドル、昨年の貿易総額は2014年に比べ10%増の56億ドルだった。