(c)Phnom Penh Post
カンボジアの最大手コングロマリットであるロイヤルグループが、プレアシアヌーク州で建設中の大規模石炭火力発電所へ将来的に資金供与する可能性があると政府関係者が明かした。プノンペンポスト紙が報じた。
この石炭火力発電所は、カンボジア国際投資開発グループ(Cambodia International Investment Development Group=CIIDG)と中国のオルドスホンジュン電力会社との合同建設プロジェクトの一環。
鉱工・エネルギー省のスポークスマンによれば、ロイヤルグループは本プロジェクトを支援すると意思表示をしたが具体的な供与金額などは明らかにしなかった。また同氏によれば、プロジェクトの第3段階が来月にも完成し、その後はテスト操業期間に移行する。
シアヌークビル州の鉱工エネルギー担当責任者によれば、同発電所は現在30%のみ稼動しており、最大出力は900メガワットに到達する見込みだ。
同氏は、「石炭火力発電と水力発電のおかげで、過去2、3年で電気代は1000リエルから平均700リエルに低下した」と述べた。