カンボジア信用情報機関(Credit Bureau Cambodia=CBC)によると、今年第2四半期における銀行やマイクロファイナンス機関(MFI)への融資申込みが25%低下したという。
CBCによる消費者信用指数報告書(Consumer Credit Index Report)では、融資申込みの低下の要因を、個人の財政難や住宅ローン申込み件数の減少によると述べた。
カンボジアマイクロファイナンス協会(CMA)会長でもあるハッタカクセカーのホウ・イエン・トンCEOは、「第2四半期の融資申込みは低下したが、年間の成長は期待できる」と述べた。
またCBCの報告書は、不良債権(30日以上の延滞)率が前期から0.25ポイント増の1.46%だったことを示し、アクレダ銀行のソー・フォナリー副社長は、「金融業界は成長しており良好な財務状況だ。不良債権率は心配していない」と述べた。
2週間前、国際信用格付機関ムーディーズは、「カンボジアの急速な信用貸しの伸びは、金融リスクをもたらす」と警告している。