カンボジアの近年の総輸入額は減少傾向にあり、カンボジア経済財政省は国内生産品の人気向上や生産能力の増加が要因とみている。クメールタイムズ紙が報じた。
今週月曜日に同省が発表した報告書によれば、今年上半期における輸入成長率は8%にとどまり、昨年同期の成長率22%からは大幅に下落した。
「輸入不振は石油製品を除くほぼ全ての主要なカテゴリーで生じており、セメントや飲食、電子機器など一部では国内での生産が増加するなど構造的なもの」(同報告書)としている。
最近までセメントは全て輸入品だったが、国内にセメント工場ができたことにより今年上半期の輸入量が昨年比29%も減少している。セメント工場数は今後も増える予定だ。