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  • 経済
  • 2016年8月26日
  • カンボジアニュース

ASEAN諸国、ゴム製品に対する新基準策定[経済]

 25日シェリムアップで、ASEAN諸国のゴム産業の専門家や政府関係者らは、海外との貿易をより円滑に推進するため、ゴム製品に対する基準を統一することで同意した。プノンペンポスト紙が報じた。

 ASEAN標準化・品質管理諮問評議会(ASEAN Consultative Committee on Standards and Quality=ACCSQ)に設けられたRBPWG(Rubber-Based Product Working Group)というワーキンググループにより、61の統一基準に同意した。

 基準策定の関係者は、「もし商品を自由に流通させたいなら、すべてのASEAN諸国が受け入れた統一基準を用いる必要がある」と述べ、「カンボジアがASEAN諸国と同一の産業基準を用いることで、カンボジアにゴム工場が設立される可能性にも繋がる」と述べている。

 これに対し、カンボジアでゴム農園を運営する投資家は、「投資家が投資に興味を持つがどうかは、ゴム製品の基準だけでなく市場の可能性、投資に関する法整備また近隣諸国との差異など様々な要素がある」と述べている。

 ここ数年、ゴムの国際的な価格は供給過剰によって下がり続けている。カンボジアのゴム輸出は2015年に過去最高の12万4000トンを記録し、前年比24%増加している。


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