(c)Phnom Penh Post
現地不動産会社Vトラストの最新の報告書によれば、プノンペンの北西に位置するセンソック区とトゥールコーク区の住居や商業的発展が目覚ましいという。
郊外であるセンソック地区は特に複合住居とインフラ面で、過去3年で急速に成長している。地価は毎年平均で27%上昇しており、今年上半期で平方メートルあたり690ドルとなった。
同報告書は、「この成長ペースは、デベロッパーが市場に希望があると考える限り、数年は続くだろう」と書いている。
また、トゥールコーク地区の北端エリアは過去10年以上にわたって、プノンペン中心部にほど近いことと空閑地が多いことで主な住宅移転先となっており、今年の上半期には平方メートルあたり2530ドルまで地価が上昇した。
一方で、トゥールコーク区の多くで開発や建設機会が進んでいるため、ほとんど地価は頭打ち状態になっているという。
報告書によれば、プノンペン中心部から郊外への住居移転ブームは中心部の交通状況悪化によるもので、地価の急速な上昇とニュータウン建設の要因となっている。