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プノンペンでナガワールドカジノを運営する、香港上場企業ナガコーポレーションは、中国人観光客誘致のため、来週、国内初の地下モールをオープンする。
ナガコーポレーションのティモシー・マクナリー会長は、ナガシティウォークの8月オープンをCNBCのインタビューで、「2020年までに750万人の観光客誘致し、高級ブランドの小売店としての機能を果たすことで業界の成長に応える」と語った。
カンボジア観光省は今年初め、2020年までに200万人の中国人観光客を誘致するため、5年間の戦略を記したホワイトペーパーを発表し、中国人観光客数は今年最初の4ヶ月間で、前年同期比13.6%増の約27万5000人を記録し、2015年は、2014年から14.5%増加の約69万人だった。
公にはされていないが、ナガシティウォークは3つのゾーンに分けられ、有名ブランド免税店、高品質なカンボジア製品、高級ブランドの正規代理店にそれぞれ商業スペースを賃貸するという。
ナガコーポレーションは、ナガワールドの売上高について、2016年の第1四半期で前年同期比35%増の1億5300万ドル、2015年は対前年比26%増の4億8000万ドルだった。
ナガコーポレーションの現在の時価総額は約15億ドルで、2006年の香港証券取引所への上場以来、継続して株主配当を行っており、2006年から2013年の8年間で、平均配当は年68.7%、配当金は 5億3800万ドルに上る。2015年の純利益は、27%増の1億7260万ドルで、1株当たりの利益は7.60セント、株主への最終配当は1株1.89セントだった。
同社は2012年11月に、新しいホテル、レストラン、エンターテイメント、ショッピング、アウトレットが含まれるナガシティウォークに着工し、昨年5月には、ロシアのウラジオストクで、カジノリゾートプロジェクトの起工式を開催している。