カンボジア商工会議所(The Cambodia Chamber of Commerce=CCC)は初めて、マレーシア貿易開発公社(Malaysia’s External Trade Development Corporation=Matrade)と二者間協定を結ぶ。クメールタイムズ紙が報じた。
CCC副会頭のヌオン・ピチ・ソパル氏は、「カンボジア国内のマレーシア人ビジネスマンは徐々に増えており、今回の合意は両国にとって利益的なものになるだろう」と話す。
また、CCC会頭のキット・メン氏は、「マレーシアからの投資流入を更に促進させたい。カンボジアは、地域や国際市場への生産・輸出拠点として使える」と話した。
マレーシアの新カンボジア大使のハサン・マレク氏によれば、近年マレーシア企業がカンボジアの通信、銀行、エネルギー、ホテル、縫製などの産業に進出している。銀行業界には、メイバンク、パブリック銀行、CIMB銀行など5行が参入している。
ハサン氏は、「最も投資が大きいのは、ナガアイランドリゾートなどが代表するホテル産業だ。他にはスマートアクシアタに代表される通信産業や、エネルギー産業などで大規模な投資が行われている」と話す。
マレーシアはカンボジアの最大貿易相手国のひとつで、最大の投資パートナーでもある。2015年のカンボジアへの投資額は前年に比べ61%増加の6290万ドルだった。