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カンボジア中央銀行(NBC)は7月15日、商業銀行13行とマイクロファイナンスの預金受入機関(MDI)との共同で、高速決済システムを立ち上げた。
NBCのニウ・チャンタナ副総裁は、「これは参加銀行間でリエルの資金移動と資金引出を瞬時に可能にするシステムで、1日24時間、週7日利用可能。お客様はインターネットバンキング等で自分の銀行口座の取引経緯を調べることが出来る」と述べる。
また同氏は、現金ベースだったカンボジア経済は、ATMやPOS機器、デビットカードやクレジットカード、モバイルやインターネットバンキングなどの新しい電子機器の導入により、急激な変化が起こったことを挙げ、「世界の決済システムに沿ったものだ」と付け加えた。
カンボジア銀行協会のチャールズ・ヴァン会長代行は、「重要なのは、クメールリエルにも対応していることだ」と述べた。
高速決済システムの参加銀行は、アクレダ銀行、カンボジアパブリック銀行、カナディア銀行、ABA銀行、BIDC、フィリップ銀行、サタパナ銀行。MDIは、AMK、ビジョンファンド、プラサック、アムレット、クレディット、ハッタ・カクセカーが含まれている。