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モン・リティグループ傘下でカンボジア唯一のパーム油生産会社である「モン・リティインベストメント」の対外輸出額が、今年半年間で前年同時期比2倍となったと、同社役員が明かした。
モン・リティインベストメント取締役会副会長のモン・リタ氏によれば、同社は今年半年間で、前年比116%上昇の1万3000トンの粗パーム油を輸出し、輸出額は前年350万ドルから750万ドルへと増加した。
モン氏は、「理由として、作付面積の増加とアブラヤシの成熟によって収穫高が増加したことが考えられる。価格はまだ良くないが、輸出量が増えている」と話す。
また、昨年の粗パーム油国際価格はほぼ横ばいで推移し、2013年時点より25%下落の600ドルだった。
同社のアブラヤシは1万6150ヘクタール中8000ヘクタール以上ですでに成熟しているという。生産された粗パーム油は主にマレーシア、中国、韓国、EUへ輸出される。
農林水産省の担当責任者によれば、パーム油栽培の拡大は労働集約性の高い産業であるため国にとって望ましいことだという。同氏は「地方における雇用創出と移住者の低減につながるだろう」と述べた。