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大メコン地域(GMS)のグルメに焦点を当てた初イベント「メコンフードツーリズムサミット」が、カンボジア・シアヌークビルにて2016年7月5日~9日開催の「2016メコンツーリズムフォーラム」と同時に開催されるとクメールタイムズ紙が報じた。
「メコンフードツーリズムサミット」は、カンボジア・タイ・ラオス・ミャンマー・中国雲南省の伝統的グルメが集うイベントだ。「2016メコンツーリズムフォーラム」では官民両セクターが、GMSの観光の目的地化や観光客流入増加に関する議論などを行う。
カンボジア観光省統計情報局によれば、当サミットは、「観光客を魅了し食産業・観光業界を発展させるためにはどのような食を提供すれば良いか、企業家たちに知ってもらうのに良い機会」だという。
カンボジア観光連盟会長のホ・バンディ氏は、「当フォーラムは、カンボジアからのシェフらにとって伝統クメール料理の腕前を示す良い機会になるだろう」と語った。
カンボジアは欧州観光貿易評議会(ECTT)より「世界最高の観光地」に選出されたばかりで、観光省は観光客の更なる増加を見込んでいる。
一方で観光連盟会長のバンディ氏は、観光地の環境改善に努める必要があると主張する。「露店での食品販売などの衛星環境改善は観光客へのアピールになる」と語った。
カンボジアの昨年度の観光客数は、前年比6%増の約470万人だった。政府は2020年までに年間750万人、業界全体での年間収益50億ドル、100万人の雇用創出を目標としている。