カンボジア・プノンペンで、研究施設と繁殖施設を備えた1億ドル相当の淡水水族館を計画中だ。 クメールタイムズ紙が報じた。
同プロジェクトは国際協力機構(JICA)の資金提供によって行われる。
社団法人日本カンボジア協会会長で元駐カンボジア日本大使の高橋文明氏は、「カンボジア政府各省から協力を得て、立地に関する調査を行う」と話した。
首相補佐特命相のスリー・タムロン氏は、「同プロジェクトはカンボジアに生息する600種以上の魚にとってだけでなく、それらの生態を知りたいと思う観光客のためにも重要だ」と語った。
フン・セン首相は、「併設される繁殖施設の研究が、漁業従事者の生活水準向上において重要な役割を果たすだろう」と述べた。
カンボジア政府は、国内の高い需要を支えるべく、今後3年間で120万トンの魚を養殖場で生産するという年間目標を設定している。