(c)Phnom Penh Post
商業省は7月20日、現地通貨リエルの利用促進のため、カンボジアでの商品やサービスに、リエルで価格表記することを義務付ける。プノンペンポスト紙が報じた。
2013年にも同旨の省令が発効されたが、今回は政府が定期検査するという。なお、遵守しない者に対する法的罰則などの詳細は不明だ。
同省の広報官によると、全ての企業に適用されるものだが、法令の目的は人々が現地通貨を使うことであり、小規模な小売店などは免除するという。
カンボジア国立銀行(NBC)のチア・セレイ総局長は、「リエルでの値札は、現地通貨の価値を理解する上で重要なことだ。ほとんどの企業では、メニューやラベルの変更が必要だが、ドルの使用を禁じているわけではない」と述べた。
カンボジア商工会議所のイム・ヘン副会長は、「100ドル以下の商品には適していると思うが、車や家のような高額商品には、米ドルで値札を付ける方が良い」と述べた。