【マーケティング・メディア】
カンボジアならではのアナログ媒体といえばトゥクトゥク広告だろう。トゥクトゥクドライバーとの直接交渉だと価格は安くすることが可能だが、どこを走っているか基本的に把握できないのがトゥクトゥク。いくつかの広告を付け替えているトゥクトゥクも存在するという。そういう意味で、代理店を使って管理を一任するという選択肢もある。
弊社は、トゥクトゥクドライバー個人に看板広告をお願いする際は手数料を頂戴していますが、管理という面を信頼して頂き、現在では500台以上を任せて頂いております」とは、メイツ・グローバルコミュニケーションズの柳内学氏。さらに、その効果について、「トゥクトゥク広告というのは非常にシンプルで広告効果がすぐに見える広告だと思います。例えば弊社を通しトゥクトゥクを100台走らせたとしますと、月1500$ですが、新聞に1ヶ月広告をのせるのと同じ金額ですが断然効果は高いと思います」と語った。
バズマーケティングの重要性とも相まって、近年のイベントは非常に多様化してきている。他国からさまざまな手法が入り、凝ったイベントも増えており、ただイベントをやればよいという時代ではなくなってきている。
「伝統的でオーソドックスなものはもちろん、最近では特に海外の最新のコンテンツを取り入れたものなど、より来場者に訴求できる提案をさせていただいています」とは、大手ビールメーカーのコンサートから企業ローンチパーティなどあらゆるイベントの一切を手掛けるキーラットイベントの大西章人氏。
「イベントのスタートはまず予算です。それさえ確定していただけたら、アイデア、企画などは経験豊富な私たちで提案させていただくことができます」と同氏が続けるように、依頼するイベント会社の個性や特徴によるところが大きくなってくる。準備期間としては、ビール会社のコンサートのような大きなイベントで6か月。通常3か月程度見ておく必要があるのでスケジューリングも大事な要素になってくる。
また、近年増加傾向にあるネットワーキングイベントなどへのスポンサードもターゲットが明確で有効な広告手段ということで大手中心に利用が増えている。