カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

金融・保険

2017年12月29日

商品、サービス、支店網の拡大を通じてより身近な銀行に~開業10周年を迎えるプノンペン商業銀行~

 2008年9月に開業したプノンペン商業銀行(Phnom Penh Commercial Bank : PPCBank)にとって、2018年は開業10周年の記念すべき年となります。

 日本人スタッフ常駐のジャパンデスクを運営し、数多くのカンボジア在住日本人のお客様からも長く親しんでいただいております弊行は、2018年さらに進化を遂げてまいります。これからもより多くのお客様にご利用いただくため、2018年にむけた展望をご案内いたします。

●支店網の拡大およびジャパンデスク移転(予定)
 プノンペン商業銀行は、2017年10月には新店舗を一挙3店舗オープンし、支店網を国内17支店に拡大いたしました。2018年初頭にもさらに2店舗の新規開店にむけて準備が進行中です。2013年の開設以来、個人・法人を問わずたくさんの日本のお客様にご愛顧いただいておりますジャパンデスクですが、昨今の日本からのお客様の急増による業務拡大に伴い、新店舗への移転が計画されています(王宮エリアとオリンピックスタジアムとを結ぶ214番通りとモニボン通りとの角のプノンペン市内要所に新店舗オープン予定。新店舗の開店時期およびジャパンデスク移転時期は後日発表)。

●モバイルバンキング
 2017年5月に開始しましたPPCBankモバイルバンキングは、弊行が初めて手がけた本格的なEバンキングサービスとして機能を随時追加しながら現在も進化中です。残高照会、カンボジア国内送金、携帯電話TopUpといった馴染み深い機能に加えて、宅配注文の支払いにも便利な「モバイルペイ」機能が新しく稼動し、加盟店様を増やしています。2018年中にもさらなる機能が追加予定です。

●コーポレートインターネットバンキング
 カンボジアでも急速に拡大しているビジネス需要に応えて、2018年初頭には法人向けの新サービス『コーポレートインターネットバンキング』が開始予定です。お取引先様へのお支払いや給与振込をはじめとした、法人企業様の資金管理を24時間体制で支援するサービスとなります。

●PPCBankカード・キャッシュバックサービス
 プノンペン商業銀行発行のデビットカード/クレジットカードでのお支払いを対象に、現金キャッシュバックのサービスを2017年11月に開始しました。ショッピング翌月に、利用金額の0.10%が口座に直接入金となります。ポイント還元ではない明朗な現金キャッシュバックは、注目すべきサービスです。

 近年ではフィンテックをはじめとする新しい時代の潮流がカンボジア金融業界の話題に先行しておりますが、私どもプノンペン商業銀行が目指す2018年の展望は、あくまで顧客満足を第一としたサービス、そして支店網の拡大となっております。

 “PPCBank makes one more step closer to all customers”。ジャパンデスクの移転も控えております中、10周年を迎えるプノンペン商業銀行の取り組みにぜひともご期待ください。

関連記事
経済
小売ローンの質悪化、支払遅延率が上昇-カンボジア信用情報機関[経済]
(11月07日)
経済
2023年カンボジア経済、信用成長の停滞と不良債権増加の警鐘[経済]
(09月05日)
経済
PPCBank、生命保険大手プルーデンシャルとの業務提携を発表 カンボジア[経済]
(02月04日)
経済
PPCBankが社債上場 商業銀行としては2例目 カンボジア[経済]
(04月16日)
経済
NBCによるキャッシュレス社会と脱ドル化経済の促進 カンボジア[経済]
(03月25日)
経済
ABA銀行の総資産額は40億ドルを超えた カンボジア[経済]
(03月25日)
あわせて読みたい
特集
不燃性マーケット?カンボジア株式市場〜開設から5年、全く活性化の兆しを見せないカンボジア証券市場。 周辺ASEAN諸国の証券市場の軌跡と合わせて辿る新興株式マーケットの可能性 〜(1/4)
特集
日本企業ならではのサービスや従業員教育を市場流入させたい
特集
急拡大するカンボジアのマイクロファイナンス市場。存在感を増す日系企業の参入と巨額投資、そのマネーが向かう先の実体は?(3/3)
特集
トップインタビュー ANZロイヤル銀行 CEO グラン ナッキー No.1
注目
プノンペン商業銀行(PPCBank)プノンペンタワー支店が店舗移転

その他の注目記事