カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年6月19日
  • カンボジアニュース

カンボジア・タクマウ市の土地価格、上昇の見込み[経済]

 不動産エージェントらによればカンボジアでは今後、カンダル州の州都タクマウ市の土地需要が高まる見込みがあるという。クメールタイムズ紙が報じた。

 不動産会社フォーカスプロパティのCEOによれば、タクマウ市の商業用地の価格は昨年同時期に比べ5%上昇しており、1平方メートルあたり500~1000ドルとなっている。住宅用地は人口規模が小さく需要も少ないため、1平方メートル50~500ドルと安定的に推移している。

 センチュリー21メコンCEOのチレク・ソクニム氏は、「現在タクマウ市では、市の開発が始まりつつあることで商業用地・住宅用地ともに若干の価格上昇が見られる。さらなる価格上昇には市内以外でも不動産物件の増加が必要なので、時間がかかるだろう」と話す。

 不動産会社タウンリアルエステートのヴァン・チャントーン氏によれば、プノンペンのほとんどが開発着手予定である一方で、南方エリアの不動産セクターは急激に成長している。「タクマウ市成長の理由は、プノンペンに隣接していることと、政府が市郊外の道路を拡張したこと」と同氏は分析する。

 現時点でタクマウ市最大の開発プロジェクトはリバーサイドの1万4563平方メートルのツインタワーで、他にも商業施設・商業ビル・ショッピングモール等を含む予定だ。

関連記事
経済
プノンペン住宅市場、都市化の進展で国内需要が急増[経済]
(11月22日)
経済
第3四半期に小規模ビジネスローン増加も、不動産市場は冷え込み[経済]
(11月01日)
政治
シアヌークビルの未完成建物問題、政府の支援策に期待も解決は未だ[政治]
(10月30日)
社会
プノンペンのボレイ・ピプープ・トメイ購入者、家の差し押さえは不当と主張、首相に解決を要求[社会]
(11月23日)
経済
シハヌークビルの未完成建物に10億ドルの投資が必要[経済]
(09月26日)
経済
カンボジアの金融セクター、2023年には貸出成長が鈍化、ただし2024年に回復見込み[経済]
(08月29日)
あわせて読みたい
特集
まちづくりひとづくり スペシャル対談 vol.3
特集
活況カンボジア不動産投資 リスクとリターンを見極めた先に映るその正体は? 2/2
特集
活況カンボジア不動産投資 リスクとリターンを見極めた先に映るその正体は? 1/2
業界
これ以上無いほど徹底して利便性を追求[不動産]ジュリアン・ホー チェニー・チャン
業界
プノンペンの不動産は依然として健全[建設・内装] ミース・プロックサー
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース