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  • 2016年5月27日
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観光都市化へ、整備が進む2つの“シアヌークビル・パブストリート”[観光]

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(c)Cambodia Daily

 2か月前にオーチティルビーチ沿いの商店を撤去したものの、海岸からわずか50メートル内陸側に新しい“パブストリート”を作り始めていることをカンボジアデイリー紙が報じている。

 プロジェクトマネージャーのクット・ソフォン氏は、新しいパブストリートの敷地のうち、バーやレストラン用の102区画の8割が既に借主が見つかっている。その大半はシアヌーク市内や西洋人の多いオートレスビーチの商店主たちという。「シアヌークビル・パブストリート・プロジェクトは観光のハイシーズンが訪れる3か月前には施工が終了するとみている。主に2階建ての建物になる予定だ。」

 ソフォン氏によると、2008年にロン島に30億ドルのリゾート複合施設を建設したロイヤルグループのキット・メン氏が抑えた土地もあるという。(本件に対し、メン氏はコメントを差し控えている)

 2月にシアヌーク州政府は、“シアヌークビル・パブストリート・プロジェクト”を発表し、オートレスビーチと一部のオーチティルビーチ沿いのバーやレストラン、ゲストハウスの商店主たちに立ち退きを勧告した。オートレスビーチの店舗は立ち退きせずに許されることになったが、オーチティルビーチの96店舗は美観確保のために先月取り壊されていた。

 シアヌーク州の観光部長のノウ・ソファル氏はセレンディピティビーチ沿いに別のパブストリートを計画しているという。今はまだ検討段階で着工もしていないが、駐車場の敷地を探しているという。「新しい二つのパブストリートは、より多くの集客に繋がる」と期待を込めている。

 これに対し、シアヌークビル観光協会幹部で地元の旅行代理店を経営するミック・スペンサー氏は、二つのパブストリートが飲食店の供給過剰に繋がり、本当に集客に繋がるのか地元民は懐疑的に捉えていると語った。

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