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ゴールドタワー42のディベロッパーである韓国系企業のヨン・ウー・カンボジア社(Yon Woo Cambodia)は今年2月に建設再開を目指し、昨年12月に国土整備・都市化・建設省に公式書簡を提出していたが、許可がおりなかったとクメールタイムズ紙が報じている。
同省によれば、ヨン・ウー社へ財務状況報告を含む複数の情報開示を命じているが、ヨン・ウー側から要求した文書の提出がなされないため、再開許可ができないという。
ゴールドタワー42はシアヌーク通りとモニボン通りの交差する角に立地しており、2008年にヨン・ウー社と同じく韓国系のハンニルエンジニアリング建設が共同で建設を開始したが、リーマンショックを契機に資金不足に陥り2009年、2012年と建設中止になっていた。
その後、2013年に建設再開し32階に達したが2015年に三度、建設中止となっていた。2社は既に企業間紛争に突入しており、2012年に韓国の国際商事仲裁委員会によってハンニル社からヨン・ウー社へ3000万ドルの支払いを命じられていた。
ヨン・ウー社の役員は新たなパートナーとして別の韓国企業・大韓不動産より資金調達を受ける予定だと述べている。