(c)Phnom Penh Post
カンボジア保険組合(IAC)は2月17日、財産・火災保険の保険料が昨年35パーセント上昇し2450万ドルに達したと発表した。この保険部門の成長が他の保険部門の成長を牽引し、保険料総額の40パーセント近くを占めた。
IACの委員長で常務取締役のフイ・バタロ氏はプノンペンポスト紙の取材に対しこの強い成長は財産や火災の危機に対する認識が高まっていることと、海外からの投資の流入に起因するものだと話した。
カンボジアの保険会社フォルテ保険は、2015年の財産・火災保険の保険料は昨年比28パーセント増加したとしている。火災保険加入者の増加は地元の人々のリスクに対する認識が高まっただけでなく、外国人の増加も相まって銀行のローンの利用者が増えていることも挙げられる。
また、カンボジアの法律では不動産所有の際に火災保険の加入は義務化されていないが、政府は建設不動産開発業者に対し、建設終了前に不動産の売買をするには契約者が負うすべてのリスクに対し保険をかけることを求めている。
IACによると、2015年カンボジアの一般保険料合計額は2014年の5300万ドルから6160万ドルまで上昇した。医療保険は財産・火災保険に次いで2番目の成長率を誇り26パーセント成長した。続くのは傷害保険が18.8パーセント、車両保険が14.5パーセントだった。