(c)Phnom Penh Post
経済財政省によると、カンボジアの宝石・宝飾品における今年1~8月の輸出額は22億2000万ドルとなり、前年同期比717%となった。
プノンペン都ドーンペン区にあるカンダール・マーケットで宝飾品店を営むイン・チェンさんは、「カンボジアの金価格は世界市場の価格とほぼ同じように変動しています。多くの人はまとめて買いたがり、5~10ドムラン(カンボジアでの金取引単位、1ドムラン=37.5グラム)購入します」と話した。彼女の店での金の販売価格は、1ドムランあたり2272ドルと、前日から20ドル上昇した。
チバーアンパウ区のプレックエン・マーケットに拠点を置く、ある金細工職人兼ディーラーは、「私の店で販売する金のほとんどはベトナムとタイから輸入したものです」と述べた。
商業省によると、カンボジアは昨年、4億1829万ドル以上におよぶ宝石・宝飾品を国際市場に輸出しており、国別ではシンガポールが2億2600万ドル、次いでタイが約1億6500万ドル、米国が2300万ドルと続く。その他の輸出先は、ベトナム(336万ドル)、ベルギー(115万ドル)、日本(11万ドル)、イタリア(1851ドル)、中国(1142ドル)となっている。
一方で、カンボジアは国内市場に供給するために昨年、主にシンガポールやタイ、カナダ、ベルギー、香港、米国、インド、中国、ベトナム、日本、マレーシア、韓国、イタリアなどから1億9400万ドル以上の宝石・宝飾品を輸入している。