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カンボジア証券取引所(CSX)に上場されている7銘柄のうち4銘柄は、公募価格を下回っている。クメールタイムズが報じた。
昨日の終値は、2014年に上場したグランドツインズインターナショナル(GTI)は公募価格の69%を下回り、2016年に上場したプノンペン経済特区(PPSP)は公募価格の35%を下回った。また、2012年に上場したプノンペン水道公社(PPWSA)は8%、今年上場したペステック(PEPC)が8%、それぞれ公募価格を下回った。
CSXのハ・ジョンウォンCOOは、「株価は必ずしも会社のパフォーマンスを反映しているわけではない」と述べ、「株価が公募価格を下回るまで下落したのは、業績よりも市場動向を重視する投資家の取引行動が原因である可能性がある」と付け加えた。
その理由として同氏は、PPWSAは利益を増加させ、PEPCも昨年損失を経験したことを考慮すれば非常に肯定的な兆候が見られていることを指摘した。
しかし、PPSPやGTIは新型コロナウイルスの影響により業績が振るわなかったのも事実で、SBIロイヤル証券の担当責任者は、「PPSPの株価が公募価格を下回っている主な要因は、同社の現在の業績の低下である」と語った。
他の3つの銘柄は公募価格よりも株価が高く、今年上場のアクレダ銀行は5%、2017年上場のシアヌークビル自治港は73%、2015年上場のプノンペン自治港は124%それぞれ公募価格より上回った。