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経済財政省によると、新型コロナウイルスの影響により、今年上半期のカンボジアの自動車の販売と輸入がともに約3割減少した。クメールタイムズが報じた。
今年上半期の自動車の輸入台数が3万5807台となり、前年同期の4万8892台と比較して26.7%減少した。また、国の総輸入額の42.4%を占める車両・機械も前年同期比で31.5%減少した。
RMAカンボジア社のフォード部門のゼネラルマネージャー、セン・ウォエン氏は、「新型コロナウイルスの影響で、新車と中古車の両方の販売が大幅に減少した。業界は深刻な影響を受けている。フォードはピックアップがよく売れているが、今年の1月から8月にかけて新車と中古車の合計販売台数は約30%減少した。事態の収束予測ができないので、減少は続くだろう」と述べた。
マツダ車の公式ディーラーであるマツダカンボジアのゼネラルマネージャー、ペン・デビッド氏は、「マツダのブランドはカンボジアで人気だ。また、人々は安全性と信頼性をより意識しているため、経済成長に伴い、中古市場は近い将来徐々に減少すると考えている」と述べた。
カンボジアの2019年の新車登録台数は合計64万183台。公共事業運輸省が発表した報告によると、1万5956台の大型車、9万2958台の普通車、53万1269台のバイクで構成されている。
プノンペンのある中古車ディーラーは、「売上が90%減少した。以前は、月に約10台の車を売ることができたが、今は1、2台しか売れない。これまでの損失は9万ドル以上だ。在庫がたくさんあり追加の車を輸入することはできない」と述べ、収益を確保するため新たにトゥクトゥクの修理サービスを始めたという。