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労働職業訓練省で開催された最低賃金評議会において、2021年から適用される縫製・製靴業に従事するワーカーの最低賃金を月192ドルに引き上げることで合意した。クメールタイムズが報じた。
同評議会では現在187ドルに設定されている最低賃金を190ドルに引き上げる決定をしたが、フン・セン首相の指示により追加で2ドル引き上げを行ったため192ドルが最終的な最低賃金となった。
最低賃金に加え、10ドルの皆勤手当、7ドルの居住・通勤手当、その他の福利厚生については引き続き受け取ることができる。
イット・ソムヘーン労働大臣は、「世界的なパンデミックがサプライチェーンに深刻な影響を与えていることを踏まえた金額で承認された」と述べた。
カンボジア労働総連合(CLC)のアト・ソーン会長は、「労働者のための2ドル増加については、少しは彼らの生活を助けるだろう。ただし家賃の上昇や新型コロナウイルスの感染拡大、EBAの撤退はこのセクターに大きな影響を与えており、対応が必要だ」と述べている。