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  • 社会
  • 2020年8月24日
  • カンボジアニュース

日本とカンボジア間の長期滞在者の往来再開へ 9月上旬を目途に合意[社会]

Cover pix Japan's Foreign Minister Motegi Toshimitsu greets Prime Minister Hun Sen during their meeting on Saturday. KT/Khem Sovannara
(c)Khmer Times

 フン・セン首相は、今月21日から22日にかけてカンボジアを公式訪問中の茂木外務大臣と会談を行い、両国間の人的往来再開について賛意を示した。クメールタイムズなど複数メディアが報じた。

 また、茂木外務大臣はプラック外務国際協力大臣との会談において、駐在員などの長期滞在者を対象とした入国制限を緩和し来月初旬を目途に往来を再開させる方針を再確認した。

 来月上旬から、入国後14日間の自宅等待機は維持しつつ二国間の長期滞在者の往来を可能にする「レジデンストラック」が開始される見込みだ。また、14日間の自宅等待機期間中も、行動範囲を限定した形でのビジネス活動を可能とする「ビジネストラック」についても、調整を加速させることで合意した。

 フン・セン首相との会談において茂木外務大臣は、カンボジアの民主的発展に対しての支援を表明し、これに対してフン・セン首相は感謝の意を表明した。

 8月12日にEUがカンボジアに対してEBAの撤廃を公式発表しており、「EUは表現の自由、市民的・政治的権利、土地紛争、労働者の権利などの分野に焦点をあててカンボジアの状況を監視していく」との声明が発表されたが、今回の会談では人権問題に対する問題提起はなかった。

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