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  • 経済
  • 2020年7月13日
  • カンボジアニュース

今後の経済成長を後押しするため対外債務の多様化が課題 カンボジア[経済]

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(c)Khmer Times

 これまで対外債務の大部分を中国が占めていたカンボジアは、経済成長を後押しするために融資先の多様化が課題だ。クメールタイムズが報じた。

 経済財政省の高官によると、中国向け債務総額は全体の40%以上を占めているものの、ここ数年は中国からの援助は鈍化しており、中国以外の国や開発パートナーからの融資が増加していると指摘した。また、こうした対外債務はカンボジアのGDPの30%未満に抑えられているため、「まだ借金をする余地がある」と述べた。

 政策研究センターのチャン・ソポール所長は、「開発プロジェクトのための外国支援の多くは、専門知識や条件を伴うため、単一のものに頼るよりも、複数の融資先がある方が良い」と述べた。

 カンボジア王立アカデミーのエコノミスト、ホン・ヴァナック氏は、「スリランカとラオスは、対外債務がGDPの40%以上に急増し、危機に瀕しているが、国の経済発展を確保するための融資は政府の義務だ」と延べる一方、単一の融資先からの借金増加について警鐘を鳴らし、「中国は既に経済的なピークに達したので、資金調達源を多様化することは良い選択だ。政治的地理的にカンボジアは中国に近いという目で見られており、さらに中国に偏重すれば日本や韓国などの他国から関与に影響がでる」と述べた。

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