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経済財政省は、今年の経済成長予測を6.5%から6.1%に下方修正した。クメールタイムズが報じた。
マクロ経済に関するフォーラムで講演した同省長官は、「米中の経済成長は両国間の緊張の緩和にもかかわらず、気候変動や新型コロナウイルス等によって妨げられており、この営業はカンボジアの経済にも影響を与える」と述べた。
また同氏は、経済成長予測の下方修正は、カンボジアの農業や建設業、観光業、衣料品の輸出部門の減速が主な要因だと付け加えたほか、政府によるオンラインギャンブルを禁止の影響も、11月から現在までの建設業や不動産業、観光業に影響を与えているという声があった。
特に新型コロナウイルスは、中国がカンボジアにとって最大の貿易相手国であり、最も多くの観光客が訪れる国であることから、大きな影響を受けることが予想されている。
また、2月にはEBA停止の可能性があり、もし停止されれば、カンボジアから輸入された衣服に20%、履物に30%の関税を課せられることから、カンボジアの競争力が低下することが予想されるが、一方で、米国への衣料品や履物、バッグの輸出は過去2年間で大きく伸びており、米国の輸出は2018年に30%以上、昨年は47%増加した。一部の関係者は、米国への輸出の急成長により、EBA停止による悪影響が相殺されると予測している。