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トボンクムン州のダ・コミューンにあるため、「ダマーケット(Da Market)」と呼ばているカンボジア初の国境市場は、ベトナムとの国境から約1キロメートルに位置する特別経済区内の約2ヘクタールの敷地にある。
クラチェ州、コンポンチャム州、ラタナキリ州、モンドルキリ州で生産された農産物をベトナムに輸出する場所として地理的に有利な場所にある。
このプロジェクトは2013年に提案され、2017年7月にカンボジアとベトナムの当局者間が覚書に署名、プロジェクトは今年1月に着工した。ベトナム政府からの資金的な支援を受け、推定200万ドルの資金を投じて建設された。
フン・セン首相は16日に、市場があった場所は1971年当時は戦場であったことをとらまえて、「かつての戦場を貿易のハブに変えることが私たちの目標だ」と述べた。
商業省のマオ・トーラ長官は、「カンボジアは農産物、ベトナムは食品加工品に焦点を合わせた貿易の促進に役立つ」と述べた。
このプロジェクトによって国境での貿易が促進され、地元住民の生活水準を高めることも期待されている。
2019年1月から10月にかけて、カンボジアとベトナム間の双方向貿易は13.8%増加して44億ドルに達した。両政府は、2020年までに二国間貿易を50億ドルに増やすことに同意しており、目標の到達まで順調に推移している。