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  • 政治
  • 2019年11月18日
  • カンボジアニュース

シアヌークビルの下水課題に1億7000万ドルを追加割当[政治]


(c)Khmer Times

フンセン首相は17日、シアヌークビルにおける汚水処理の課題への取り組みや、海への汚水流出防止のため、政府は1億7000万ドルを追加で割り当てる予定であると述べた。クメールタイムズが報じた。

首相は昨日フェイスブックの投稿で、観光客や人口の増加によりシアヌークビルで下水処理の問題が深刻化していることに触れ、政府が浄水プロジェクトに1億7000ドルを追加する意向と、中国からすでに6億ドルの援助を受けている旨を述べた。また市民へ向けて、正しいごみの処理や、ビニール袋等の海へのポイ捨て防止、市内国内の美化を呼び掛けた。

プレアシアヌーク州内では汚水の海への流出を防ぐための水処理施設を4棟建設中であるが、4施設だけでは行き届かない地域が残り、汚水の問題は解決しないのではという懸念がある。

州行政代表のキアン・ピーロン氏は、「今回追加される資金が、そういった問題の解決や、オウ・チューンティアル地区にある老朽化が進む処理施設の修理のためにも割り当てられると首相から発表があった」と述べた。

今年5月、政府は、プレアシアヌーク州の水処理施設の機能向上と下水システム整備のために2億ドルを投じる計画を発表していたが、開発に伴い汚水の量も増えてきた。

1棟の水処理施設は、1日当たり5700立方メートル程度の水処理能力しか持ち合わせていないが、州では毎日2万5000立方メートルの汚水が排出されているのが現状である。

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