(c)Phnom Penh Post
22日に公表された最新の「アジア太平洋地域経済見通し」によると、IMF(国際通貨基金)は、今年のカンボジアの経済成長率が7%を維持し、来年には6.8%に落ち着く見込みであると予測した。この予測値はASEAN地域で最も高い。プノンペンポスト紙が報じた。
ベトナムは昨年の7.1%から下降し、今年と来年はともに6.5%になると見込まれている。その他ASEAN諸国の今年と来年の予測値は、インドネシアで5%と5.1%、タイが2.9%と3%、マレーシアが4.5%と4.4%、ミャンマーが6.2%と6.3%、ラオスが6.4%と6.5%、フィリピンが5.7%と6.2%、ブルネイが1.8%と4.7%、シンガポールが0.5%と1%(昨年3.1%)だった。アジア全体の経済成長率は今年5%、来年5.1%に留まる見込み。
IMFは、ASEAN地域の経済成長には、インフラ改修や規制枠組みの強化、民間投資への更なるサービスセクターの開放が鍵だと指摘している。また、今月初めに世界銀行が発表した東アジア大洋州地域半期経済報告書では、カンボジアの建設・不動産セクターでの信用や負債の増加などの課題が取り上げられた