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シンガポールを拠点とするフィリップキャピタルグループ傘下のフィリップ銀行は、総資産額第6位のマイクロファイナンス機関であるクレディットと年末までに合併する。
フィリップ銀行はシンガポール系で唯一の商業銀行として2009年にカンボジアで創業し、現在6支店を展開しているが、クレディットを合併することにより1700人の従業員、80~90支店に拡大し、カンボジアで3番目に大きな支店ネットワークを持つ銀行となる。フィリップ銀行は生命保険および損害保険も展開しており、客層の違うクレディットとの合併によって相乗効果も期待される。
フィリップバンクの母体となるフィリップキャピタルグループは1975年に設立され、米国、英国、トルコ、中国、オーストラリア、日本、アラブ首長国連邦、インド、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、香港、シンガポールなど15か国以上で金融事業を展開している。
世界中に5000人の従業員と100万人以上の顧客を持ち、証券、先物、外国為替(FX)、債券、貴金属、コモディティ、投資信託、CFD(差金決済取引)、ETF(上場投資信託)、保険などを提供している。グループの自己資産は15億米ドルにのぼる。