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PPCBankは7日、カンボジアの中小零細企業の成長を促進するために国際金融公社(IFC)とリスクシェア協定を締結した。
同行はIFCとのパートナーシップを通じて、カンボジア国内の中小零細企業や女性経営者企業を対象とした融資規模拡大など、より包括的なサービスを提供する。
PPCBankのシン・チャン・モー頭取は、「中小零細企業は、過去の貸付実績が非常に少なく、十分に融資を受けられなかったが、彼らはカンボジアの将来の成長に影響を与える大きな可能性を秘めている。PPCBankは、彼らのビジネスを強化し、ビジネスを成長させるための適切な財務および資金調達ソリューションを提供する」と述べた。
IFCの東アジアおよび太平洋地域担当ダイレクターは、「低所得国において中小企業の役割は大きいものの、その規模と経験が限られていることなどから資金調達に苦戦している。このリスクシェアリング機能は、カンボジア経済にとって非常に重要な彼らのニーズにPPCBankが対応したものだ」と述べた。
世界銀行の姉妹組織であるIFCは、新興市場の民間セクターに焦点を当てた世界最大の開発機関。2018年には、途上国に約230億ドルの長期資金を提供している。
カンボジアには約5万社の中小企業があり、その97%が従業員10人未満の零細企業。中小企業が約70%の雇用を生み出しており、カンボジアの経済発展に大きく貢献している。