カンボジア政府は25日水曜、2018年上半期のデング熱症例数が昨年の同じ期間に比べて2倍以上増加していると発表した。プノンペンポスト紙が報じた。
保健省の寄生虫・昆虫・マラリア対策センター(CNM)は、1月から6月にかけてデング熱が3284件発生し、そのうち7件が死亡例だったと発表した。昨年は同期間にわずか1580件の発症例と1件の死亡例のみだった。
CNMのダイレクターは、「6月から8月にかけてデング熱の症例数は増加する可能性がある。今年は熱帯地域に雨が多く、他国でも症例が増えている。同省は、毎年処方箋を準備しており、約300トンの薬と専門医療スタッフが対応している」と述べた。