(c)Phnom Penh Post
欧州連合(EU)の派遣団は3日、カンボジアの内務省高官らと会見し、武器を除くカンボジアの物品が、関税なしでEU市場に出回る協定の合意について話し合った。プノンペンポスト紙が報じた。
商業省のパン・ソラサック大臣は、「カンボジアは、2016年にEUへの輸出額が62億ドルと推定されることから、カンボジアは6億7600万ドルの関税を支払わなければならない可能性がある」とEUからの優遇措置を失った場合のコストに対する懸念を表明した。
欧州委員会(EC)は4月30日、カンボジア政府に「問題のリスト」を含む報告書を提出し、EUはカンボジア政府に対し、王国の政治情勢が改善されなければ「具体的な措置」を検討すると警告している。
「問題のリスト」には、NGOに関する法律、政党に関する法律、メディア・アウトレットの抑圧を含むカンボジアの市民社会の崩壊を挙げている。