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  • 経済
  • 2018年4月1日
  • カンボジアニュース

カンボジア経済財務省 世銀やIMFと異なり、経済成長を強気に予測[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 経済財政省長官は3月28日、2018年の経済予測を発表し、世界銀行と国際通貨基金(IMF)の予測と大きく異なり、「カンボジアの経済は7%成長する」と発表した。
クメールタイムズ紙が報じた。

 同氏は、「縫製業の減速は、建設業の急激な上昇によって相殺される。ほかには、輸出入額が増加を続けており、小売や卸売業、観光業は依然として力強い。国内企業への信用貸は拡大を続けており、土地価格の下落もない。これは、カンボジアの経済が強いことを意味している」と述べた。

 一方、課題としてはカンボジアの貿易赤字を挙げ、これは同省が今年の輸出額122億ドルに対し、輸入額159億ドルと予測したため。その他の課題には、脆弱な物流インフラ、労働生産性の低さ、企業に対する賄賂などが含まれていた。

 世界銀行によると、靴、電気機械、自動車部品の輸出が海外からの直接投資の流入と並行して増加したことにより、2018年にはGDP成長率が6.9%に達し、2019年には6.7%とほぼ同じ水準にとどまる見込みだとした

 また、国際通貨基金(IMF)の最新報告書によると、カンボジアの経済成長は今年度も続く見込みだが、投資の先細りや、信用の伸びの逼迫により、今後数年で6%に低下する可能性が高いとしている

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