2017年10月に発表された世界銀行の報告によると、カンボジア経済は、付加価値の高い製造業への転換に支えられ今後2年間、成長を維持すると予測されている。プノンペンポスト紙が報じた。
世界銀行によると、靴、電気機械、自動車部品の輸出が海外からの直接投資の流入と並行して増加したことにより、2018年にはGDP成長率が6.9%に達し、2019年には6.7%とほぼ同じ水準にとどまる見込みだという。
しかし、特に中国を中心とした地域経済の減速や、選挙に関する不確実性など、下落リスクは残っているという。
世界銀行のカントリーマネージャーは、「輸出の多様化の実現に向けて、電力や物流のコストや技術のギャップに対処するために、より深く構造改革を実施する必要がある」と語った。
報告書によると、2012年には国内で電気機械類と自動車部品を専門とする46の工場があり、製造業の5.1%を占めていたが、今年の8月現在、工場数は121に増え、製造業の7.1%を占めているという。